デジタル印刷
デジタル印刷の特徴として、例えばオフセット印刷が有版であるのに対して、デジタル印刷は無版という点が挙げられる。無版であることから、デジタル印刷では入稿から印刷までのプロセスを自動化することができる。これは、印刷にかかわるコストの削減や人手がかかわることで生じる人的ミスをなくすことにつながる。
無版であるという特徴を活かすことで、一部ずつ印刷物の内容を変えるバリアブル印刷が可能となる。この機能を活用することで、パーソナル等といった付加価値の高い印刷サービスを提供することができる。
また、環境対応性の高いこともデジタル印刷の特徴である。例えば、デジタル印刷機では損紙は出ない(出る場合でも少ない)。また、製版のプロセスがないことから、アルミ製のCTPが不要なため二酸化炭素排出量も低く抑えることができ、印刷時には湿し水を必要としない。